この寺に行くには、宮殿の入口横の駐車場の脇から、「簡易ロープウェイ」のようなもので川を渡る。あまり高いところは走らないが、非常に簡素な作りで、停車時の揺れも大きく、スリリングな乗り物である。横に船着き場もあり、渡し舟を往復させた方が効率的なようにも思えるが、このロープウェイこそがこの寺のこだわりなのだと感じられる。
著者撮影 まるで教会のようなワット・ニウェート・タンマプラワット
このワット・ニウェート・タンマプラワット、お寺そのものの建物も大変ユニークである。外見は教会そのもので、内部にはステンドグラスを通して光が差し込むようになっている。しかし、教会では十字架があるところに仏像が。
こちらの寺には国王ラーマ5世も訪問されたことがあり、そのお姿はステンドグラスにもデザインされている。西洋化に積極的に取り組んだラーマ5世もお気に入りの寺だったのかもしれない。
バンパイン宮殿を観光した際には、ぜひ併せて訪問して欲しい寺である。
著者撮影 内部もまるで教会
この他、チェンマイの観光名所、ドイ・ステープ寺にもケーブルカーが設置されているが、こちらは日本にもある「斜行エレベーター」のようなもので、あまり面白くない。