“世界の七不思議”にも選ばれた世界遺産「ボロブドゥール遺跡」
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インドネシア・ジャワ島の世界遺産、「ボロブドゥール遺跡」。インドネシアで最もポピュラーな観光名所で、たびたび“世界の七不思議”のひとつとしても名が挙げられている、世界最大の仏教遺跡だ。
仏教宇宙観を表現した構造
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9世紀、シャイレーンドラ王朝により建てられた寺院は、仏教理論の多層を表現するため、丘陵に岩石を積み上げられ造られた巨大モニュメント。123メートル四方をベースにしたピラミッドには2,672枚のレリーフ、504体もの仏像が飾られ、同規模のものは類を見ない。
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東南アジアの宗教的建造物として有名なカンボジアの「アンコールワット」と比較しても、「ボロブドゥール」は約300年も早く完成していたというから驚き!
1,000年もの間、ジャングルに眠っていた寺院
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時代とともにジャワの権力は東側へ移り、「ボロブドゥール」は1,000年もの間、自然の荒廃にさらされることとなった。再発見されたのは1815年。英国のスタンフォード・ラッフルズ卿が火山灰に埋もれていた寺院を発掘したが、それは巨大寺院のほんの一部。