著者撮影 朝靄のウドムサイの風景
夜行寝台バスはウドムサイの郊外にあるバスターミナルに到着した。ビエンチャンから16時間の長旅だった。
乾季のウドムサイは早朝は10℃以下まで気温が下がることもある。バスを降りると吐く息が白かった。街までは5kmほどあるのだが、時間が早いこともあり歩いて行くことにした。朝の冷え込みのせいか、朝靄の風景が美しい。こうした風景に出会えるのは気ままな旅の醍醐味だと思う。一時間ほど歩くと街に着いた。
中国語の看板が目立ち、中国ナンバーの車も多く見かける。中国は、マイカー旅行ブームだそうでこうやって隣国ラオスに旅行に来るのだろう。中国市場もあった。ウドムサイの物資はほぼ中国製が多いのだろう。
ゲストハウスに荷物を置き街に出た。ツーリストインフォメーションがあったので寄ってみると日本語で書かれた手書きのイラストマップがあった。青年海外協力隊で派遣されている日本人が作ったそうだ。その地図に載っていたカオソーイの美味しいお店に行ってみる。
カオソーイはタイ北部チェンマイの名物でココナッツミルクとカレー風味のスープの麺だが、ラオス北部(主にルアンパバーン)でも食べられている。