バージョンアップした「パヌニーヨット」で行く豪快コモド島クルーズ
極上の海を潜りまくりたいダイバーのための「パヌニーヨット」が今シーズン、大人のイメージにリニューアル。7~9月はインドネシアのコモド島とその周辺の島々の海域を攻めます!
コモド島が位置するのは、バリ島の東側、スンバワ島とフローレス島の間。この海域は太平洋の影響を受けるフローレス海と、インド洋を行き来する海流が流れる海峡がある、複雑な条件のエリア。潮がかかるところは猛烈に流れ、潮陰に入るとぱたりと止まり、かつ北部と南部(インド洋の深海から冷たい海水が上がってくることも)とでは温度差があることも。
つまり、太平洋とインド洋の生物が入り乱れているのに加え、トロピカルな生物から冷たい海に生息する生物まで、見られたりします。おまけに、浅瀬のサンゴ礁やドロップオフ、砂地、泥砂地、ガレ場などの地形が揃っているので、それぞれの環境に応じた生物たちが生息しているのです。
撮影/原田雅章
ダイビングスタイルも、エントリーからずっとドリフトすることもあれば、じっくり動かずに水中撮影やマクロ・ウオッチングを楽しめるスポットもあり、まさにお好み次第!
さらに嬉しいことに、マンタに会えるスポットが2つもあります。クルーズではどちらひとつにしか行けないことが多いけれど、ほぼ確実にマンタとご対面できそう。珍しいブラックマンタも、比較的頻繁に出現しているとか。多い時には10尾くらいが周りにいることも!
マリンダイビング編集部では、なんとマンボウとも遭遇!サメも現れたりと、大物への期待値も上がります。一方で、太平洋とインド洋の固有種が一度に見れてしまうのも、コモド島の海の特長です。
今回ご紹介する「パヌニーヨット」は、タイ人のオーナーのジャクリーン・キットサンさんが長年のダイビングの経験と、10年以上にわたるクルーズ運営の実績、そしてゲストの意見を取り入れて、このたびエレガントにリニューアル。アッパーデッキには、フォト派向けのカメラルームも設けられ、さらに便利に!日本人ガイドはいないけれど、親日的なスタッフが手厚くケアしてくれま
す。
■レベル
島陰には穏やかなスポットも多いけれど、海峡の中にある隠れ根や水路に面しているところは、時としてガンガンに流れることも。パヌニーヨットでは、経験タンク本数40本以上が条件。
■ダイビングスタイル
インドネシアのラブハンバジョ発着のダイブクルーズ。日本発の場合、最短8日間ツアーとなり、15~16本潜れるスケジュール。
ダイビングスタイルは、エグジットした場所でボートにピックアップしてもらうドリフトダイブ。
■ダイビングシーズン
コモド島はサバンナ気候。夏(11~3月)も、冬(3~10月)も、雨が少なく、気温は30℃近くに。水温は夏27~29℃、冬23~25℃。
パヌニーヨットは2016年7~9月中旬までコモド島とその周辺の島々を巡る。2016年10月以降はバンダ海へ。
情報、画像提供:マリンダイビング
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