くらし情報『東南アジアで体験するイスラム教徒の断食月「ラマダン」』

2016年5月26日 07:00

東南アジアで体験するイスラム教徒の断食月「ラマダン」

1か月かけてコーランを少しずつ読み進めるのも習わしだ。

イスラム教徒でない人々にはもちろんこれらの禁欲を強要される事はないが、期間中は節度ある行動を心掛けたいもの。例えば極端な肌の露出を避けたり、イスラム教徒の人々の目の前で喫煙や飲食を控えたりするなど、異文化に敬意を払う心遣いも大切だ。

日没後のお楽しみ「ラマダン・バザール」

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写真提供:マレーシア政府観光局

日中は飲食を控えているイスラム教徒の人々は、日沈後から翌朝までに1日分の食事を摂る。半日の空腹を耐え凌いだ人々が”オアシス“を求めて集うのが、「ラマダン・バザール」と呼ばれる夜の屋台群。街角には、家に帰ってすぐ食べられるようなテイクアウト形式のお惣菜やお菓子を売る店舗が、ラマダン期間限定で建ち並ぶ。飲食店の他、伝統工芸品やお土産を売る店も出現し、活気で溢れ返るこの夜市は観光客にも人気。チェーン店やファストフード店さえも日没後は大勢のイスラム教徒でごった返すので、この時期に訪れる際はラマダン期間中であることを念頭に置いておこう。


ラマダン明けを祝うイベントもチェック

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©Singapore Tourism Board

1か月に及ぶ断食月が明けると、ラマダンの終結を祝うイベントが各地で開催される。

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