口コミで大人気!タイのタオ島の魅力って?
タイのサムイ島の北約60キロに浮かぶタオ島。南北約7キロ、東西約3キロの小さな島ながら、旅行口コミサイトのトリップアドバイザーの2015年度「人気の島トップ10-アジア」で1位に輝いた島です。
サムイ島からはフェリーで約2時間。決して行きやすいとは言えない島が、どうして人気を集めているのでしょう?
自然の神秘!島の北西部から望む絶景
理由はいくつもあるのですが、まずはタオ島の北西部から見える絶景ではないでしょうか。浅瀬に浮かぶ3つの島々が白砂で結ばれたナンユアン島は、まさに自然の神秘!サムイ島から1日ツアーで訪れることもでき、島にはランチがとれる休憩場もあります。穏やかな浅瀬で水遊びをするもよし、スノーケリングをするもよし。ハイライトは3つの島のうちの一つにある、高台からの眺めです。
急峻な山道を15分ほど上るので、かなりハードなのですが、ごほうびのように絶景が広がります!
ダイビング、スノーケリングスポットとしても人気のタオ島
“カメの島”という意味のタオ島。周辺の海域で頻繁にカメに遭遇したことから、その名が付けられたとか。ダイビングスポットとしても、3~10月はジンベエザメが出没し、魚影が濃いことからダイバー垂涎の地となっています。サムイ島のダイビングサービスもタオ島へスピードボートでやってくるのですが、タオ島に滞在すれば長時間のボート移動も不要。スノーケリングでも十分楽しめます。
海だけじゃない、島の自然美も魅力!
タオ島の中心地はフェリーが発着するメーハート港、そしてサイリービーチ。おしゃれなカフェや各国料理、コンビニもあり、島特有のゆるやかなバイブスの中、快適に過ごせます。
けれど、賑やかなエリアから少し離れただけで、そこは自然が主役の南の島。
アップダウンが激しい地形で、白砂ビーチの脇や海岸線には巨大な花崗岩が折り重なるようにそびえています。絶妙なバランスを保つ岩の重なりは、ハラハラどきどき!?雄大な自然も感じられることでしょう。海のみならず、島の自然美も魅力です。
ちょっと信じられないかもしれませんが、タオ島は1947年まで無人島だったのだとか!それが1980年代になって、美しいビーチに対する抜群な嗅覚を発揮するバックパッカーが最初の旅行者として来島。2000年頃に訪れたタオ島は、港からサイリービーチまで車1台分の未舗装の道路が続く程度だった記憶が……。
かつては安バンガローしか存在しませんでしたが、今では上質なリゾートに滞在することもOK。
数あるステイ先の中でオススメは次の2軒。
ハード・ティエン(The Haad Tien)
島の南端のシャークベイのオンザビーチにあり、美しい緑の芝生に独立型の70棟のヴィラが点在。
45エーカーの敷地があり、380メートルの白砂ビーチはほぼ、こちらのゲストのみ。客室は、ジャングル内の「ハイダウェイ」、シーサイドの「キャスタウェイ」、ガラスを多用した八角形の「ゲッタウェイ」ほか、プライベートプール付きなど7タイプ。
隠れ家的なロケーション、そしてスタイリッシュかつシャープなデザインなのも、オススメの理由です。
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ハード・ティエン(The Haad Tien)
http://www.haadtien.com/
日本での連絡先:サンヨーインターナショナル (03-3461-8585)
チャームチュリーヴィラ(Charm Churee Villa)
4つのビーチ、約1.5キロの海岸線を占有する、ネイチャーリゾート。ジャングルに覆われた、起伏に富んだ敷地で、はずれの方の客室だったりすると、レストランへ行くのも、ちょっとしたトレッキング級の運動量です。
でも、海が感じられる各種施設のレイアウトが絶妙!海に張り出したデッキテラスのレストランや巨岩の上に築かれたスパのトリートメントルームなど、まさに自然絵巻の中に取り込まれたよう。
小さな入り江のジャンソム湾は外界から遮断されたようで、とっておきのハイダウェイが味わえます。客室は豪華ではありませんが、個性豊か。16タイプもあるので、好みと予算で選べます。
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チャームチュリーヴィラ(Charm Churee Villa)
http://www.charmchureevilla.com/
(text & photo : 古関 千恵子)
ビーチ&リゾートコラム「アジアンビーチ☆マニア」