くらし情報『まもなく終焉?タイで活躍する日本のブルートレイン』

2016年8月12日 22:00

まもなく終焉?タイで活躍する日本のブルートレイン

と印刷されていたが、それでも別の車両に変更になることもあるようなので、実際に見てみるまでは安心できない。

チェンマイでの用事を終え、街外れにあるチェンマイ駅へ向かう。駅に近づくと、タクシーの中からバンコク行き14列車が停車しているのが見えた。どうも前4両がブルトレ、食堂車を挟んで後ろ4両が韓国製の車両のようだ。

現在、ブルトレはタイ国鉄カラーの紫色に塗られているが、他の車両とは形が異なるので、遠目でもブルトレかどうかは見分けがつく。駅に到着し、早速、自分の指定された車両を確認すると、運よくブルトレの方だった。よかった、よかった。

写真3
1等個室寝台の室内  著者撮影

バンコク行き14列車は、タイ国鉄でもエース級の夜行特急列車で、食堂車を除きすべて寝台車となっている。
今回乗車するのは、その中で1両だけ連結されている1等個室寝台車。ひとりで個室を独占できる贅沢な車両である。この個室寝台車は、以前は東京発のブルトレのみに連結され、大阪発の夜行列車には連結されていなかかったため、私のような大阪在住の鉄道少年にとっては、乗りたくても乗れない羨望の車両だったのである。この車両にタイで乗れるとはまさしく夢のようである。

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