国境を越えて 〜メコンを越えるわずか15分の国際列車〜
ノーンカイを出るとすぐに列車はタイラオス友好橋を走行する。列車が走る時間は一般の車両は通行止めとなる。路面電車のようにゴトゴトと列車はメコン川にかかる橋を渡ってゆく。約10数分でタナレーン駅に到着した。ホームにイミグレーションがあり、入国スタンプを押してもらい無事にラオスに入国した。
橋のほぼ真ん中が国境線になっている 著者撮影
タナレーン駅に周辺には何もない。食堂はもちろん、売店すら無い。そしてトゥクトゥクや公共の交通機関は見当たらなかった。
ガイドブックにはトゥクトゥクかバスでビエンチャン市内へ向かおうとの記載があったのだが。
偶々、いなかったのだろうか?しかし、買い出しのおばちゃんたちは車で迎えが来ているようでトゥクトゥクに乗るような人たちは見当たらなかった。列車でノーンカイに戻るにも2時間半何も無い駅で待たなければいけない。大通りまで30分近く歩いただろうか?大通りに出ればビエンチャンのタラートサオ行きのバスはあるが、いつ来るかはわからない。そのまま、友好橋のイミグレまで歩いて行った。スマホのアプリで見たら約3キロ歩いた計算になる。
タナレン駅の入国スタンプ 著者撮影
列車に乗ることが目的であれば良いのだが、国境越えの手段として使うにはちょっと不便だ。