年末年始にベストシーズンを迎えるビーチリゾート
夏もすっかり去り行き、そろそろ頭をよぎってくるのが、年末年始の旅行計画。
2016~2017年のカレンダーを見てみると、うーむ。土日が重なっているので、長期休暇は難しそう。となると、やはりアジアンビーチの出番です!
プーケットやピピ島、クラビなど(アンダマン海側のタイリゾート)
ビーチによって雰囲気が異なるプーケット。賑やかなパトンビーチが有名ですが、こんな静かな入り江もあります 著者撮影
タイの中でも、するりと伸びたマレー半島の西側、アンダマン海に面したビーチや島々がオンシーズン!
代表格といえば、タイ最大の島にして“アンダマン海の真珠”と呼ばれるプーケットでしょう。賑やかなパトンビーチや美ビーチで評判のカタビーチやナイハンビーチ、リゾートが集まるラグーナエリアなど、旅の同行者や目的に応じて拠点を選べます。
プーケットを拠点として、さらに一歩先へ目指すならば、ピピ島やヤオ島、ランタ島、クラビなど。
ピピ島といえば、映画『ザ・ビーチ』の舞台となったマヤ・ビーチが人気。ヤオ島やクラビは、沖に浮かぶユニークな形の石灰岩の島々が印象的。ランタ島は一大ブームを経て、落着きのあるリゾートに成熟。どの島にも、快適なリゾートホテルがあります。
また、日程に余裕がなければ、プーケットから日帰りツアーに参加してみましょう。シミラン諸島やラチャ島は、ちょっと移動しただけでこんなに透明度が変わるの!?と驚くほど。シミラン諸島は9つの島々からなり、バグー島(ナンバー9)の北にあるタチャイ島は環境保護のため、入島が禁止になったとか……。
でも、バランシングストーンが有名なナンバー8をはじめ通常ツアーは問題なく訪れることができますので、ご安心を!
ボラカイ島(フィリピン)
フィリピンの中部、パナイ島の北東に浮かぶボラカイ島。西側に約4キロ続くホワイトビーチの美しさに引き寄せられるように、世界中からツーリストがやってくる島です。ヤシの木で縁取られた白砂ビーチに沿って、リゾートホテルやバンガロー、レストラン、ダイビングサービスがずらり。デイタイムはビーチベッドできらめく遠浅の海を眺めながら、読書やお昼寝など、のんびりと。サンセットになると、ビーチがバーに大変身。カクテルやドリンクを片手に水平線に沈む夕日を愛でられます。
巨大ラグーンやウォーターパークをもつなど、個性的なリゾートが多数 著者撮影
ちなみに、フィリピンの人気アイランド、セブも、年末年始はベストシーズンです。
ガパリビーチ(ミャンマー)
アップカミングなアジアンビーチとして、注目を集めるガパリビーチ。ヤンゴンから国内線で約50分、約12キロも白砂ビーチが続いています。ヤシで縁取られたメインストリート(きちんと舗装されています)で見かけるのは、バイクタクシーやコブ牛を連れて歩く農夫、金タライで鍋をしている屋台など。
朝の浜辺は夜を徹して漁をしてきた船を迎え、水揚げをする漁師やおかみさん、子供たちで大賑わい。どこか懐かしいアジアの原風景と出会えます。物価も激安。
それでいて、リゾートホテルのクォリティが高いのが素晴らしい!
アジアの原風景を残しながら、上質なリゾートで快適な滞在も楽しめるのがガパリビーチの魅力 著者撮影
ガパリビーチのオンシーズンは11~4月。
これ以外の時期はフライトが激減し、豪雨のためにクローズするステイ先も。まさに年末年始が行き時の最旬ビーチです。
ランカウイ島などマレー半島西部(マレーシア)
マレー半島の西部に点在する島々、ランカウイ島、ペナン島、パンコール・ラウト島といった、アンダマン海に浮かぶ島々も、この時期は晴れ間の続くオンシーズンです。
ランカウイ島は2016年4月にセントレジス・ランカウイが誕生した、大人のアインランドリゾート。ユニークな地質が揃った、“世界遺産の地質版”とも言われるユネスコが認定する 世界ジオパークでもあります。
フーコック島(ベトナム)
カンボジアとの国境近くに位置するフーコック島。白砂の美しさに定評があり、上質なリゾートもお目見えする、ブレイクの予感がぷんぷんのアイランドリゾートです。
こちらも11~3月の乾季が過ごしやすく、天候も良好!
(text : 古関 千恵子)
ビーチ&リゾートコラム「アジアンビーチ☆マニア」