これから旬を迎えるタイ屈指のダイビングスポット「シミラン&スリン」
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壁一面にソフトコーラルの花が咲いたような「コ・ボン」。近年、シミラン国立公園に属することになった島(撮影/石川肇)
5月初旬から10月後半までモンスーンの影響からアプローチができないタイのカオラック沖に広がるシミラン&スリンが、もうすぐオンシーズンに!約半年の間、ダイバーから閉ざされていた分、海も元気をたっぷり充填。大物から群れ、固有種などハイパーなシーンが待っています!
シミラン&スリンの海域は、太平洋とインド洋を分かつマレー半島の北部。プーケットの北79キロのリゾート地カオラックの沖約50キロに点在するのがシミラン諸島。南北にナンバー1からナンバー9と呼ばれる9つの島々が点在しています。巨岩が折り重なったような島もあれば、白砂の美しいサンゴ礁の湾もあり、個性豊か。そして水面下はさらにキャラクターが炸裂しています。
![2_MG_7354コボンピナクルHI](https://imgc.eximg.jp/i=https%253A%252F%252Fs.eximg.jp%252Fexpub%252Ffeed%252FTripping%252F2016%252FTripping_48210%252FTripping_48210_2.jpg,small=600,quality=80,type=jpg)
地形変化も「コ・ボン」の魅力。マンタなどの大物が出没することも!(撮影/石川肇)
豊富な栄養分のおかげなのか、魚種がバリエーション豊か、そして群れがボリューミー!たとえばキンセンフエダイの大群はびっしりと一匹一匹が隙間なく視界全体を覆い、まるで一匹の巨大な生き物のよう。