「ケレン味」ってどういう意味…?意外と知らない《言葉の由来と使い方》
映画や演劇に関する雑誌などで、「ケレン味」という言葉を見たことはありませんか?「どんな意味?」「そもそもなんと読むの?」と思っている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は「ケレン味」の意味と使い方、由来をご紹介します。
「ケレン味」の意味「ケレン味」は、「けれんみ」と読み、「ハッタリ」「ごまかし」という意味をもつ言葉です。類義語には意味にも含まれている「ハッタリ」「ごまかし」、実際よりもよく見せようとするという意味がある「てらい」などがあげられます。対義語には、「オーソドックス」「王道」「正攻法」などがあげられます。「ケレン味」の使い方「ケレン味」は、人の手によって作られているものに対して使われる言葉です。演劇や映画の評論で用いられるのが一般的ですが、アニメ・文学・芸術などの作品に対して使われることも多々あります。粋な演出があったり、絶妙に誇張されていることを評価するときは「あの映画はケレン味のある作品だった」と表現。
反対の意味の場合は、「あの映画はケレン味がない作品だった」と表現します。「ケレン味」を強調する場合は、「ケレン味を盛り込む」「ケレン味溢れる」このような言い回しをします。