災害対策は、防災グッズを買うことだけじゃない! いつものくらしを見直して「もしも」に備える 新しい防災フェーズフリー、実践してみたい83.0%
の遠いことに感じられて、ついつい備えが後回しになってしまうのかもしれません。
また、防災用品を選ぶときの基準を探っていくと、「日常にも役立つ防災用品を買いたい」という意見が目立ちました。その背景には、「ふだん使わないものに、あまりお金をかけたくない」(30代・パート)、「日常的に利用できるとうれしい」(50代・専業主婦)、「新たに購入するのは避けたい」(40代・フルタイム)など、「防災のために特別なことはしたくない」という心理がうかがえます。なお、昨年度のアンケートと比較すると、防災のために備えているものとして、「ウエットティッシュ・トイレットペーパー」が4.9ポイント、「マスク」が14.8ポイント上昇しています。コロナ禍の今、ウイルス対策用品は、必ず忍ばせておくべきアイテムと考える人が、増えていることがわかりました。
■ 「いつも」のくらしがじつはフェーズフリーに!
防災というと、乾パンに代表されるように、ふだんは利用していないものを災害時のために「備える」イメージがあります。フェーズフリーはその逆。電気自動車は停電時の電源に、趣味のベランダ菜園は災害時の食料に、鍋料理に使う卓上コンロは非常時の調理器具にと、ふだん使っているものが非常時にも役立つことが特徴です。