ごみ分別から考える『つくる責任、つかう責任+捨てる責任』 全国1,700自治体のごみ分別ナビゲーション「ステカタnavi.」特別セミナー開催報告
ごみの分別に関心の低い方にもQRコードを読み取るという簡単な行動から関心を持ってもらえるきっかけになると思います。資源循環においてとにかく重要なのはごみの分別方法がわかりやすいということです。高齢化社会では、細かい文字で書かれた冊子を見て分別してください、ということは困難です。現在では年配の方にもスマートフォンが普及してきていますし、『ステカタnavi.』のように分別方法が一目でわかり、時代に合った媒体を活用して情報伝達することは、幅広い層に正しい情報・新しい情報を知ってもらえると期待しています。素材が複雑でごみの分別が難しいということについて、特に容器包装は日本特有で、安全性に対する基準の高さ、また高温多湿な気候の中で品質を長く保持するために素材が複雑化している面があります。企業が生活者の利便性を考えて開発してきたものですが、今後は捨てるときに分別しやすいという便利さも考えていく必要があると思います。また生活者側もどのように資源化することができるか最新情報を知ることが高循環社会の入り口になると思います。
<「ステカタnavi.」サービス概要>
全国の自治体約1,700件のデータベースを作成し、QRコードをスマホで読み取るだけで、捨て方がわかる新しいプラットフォーム「ステカタnavi.」