生駒ケーブルと生駒山上遊園地の飛行塔が「土木学会選奨土木遺産」に認定されました
構造体は開園当初のままで、ゴンドラに乗って回る空中散歩は、山頂でしか味わえない景色で人々を魅了し、その雄姿は今なお世代を超えて愛されています。
宝山寺線車両「すずらん・白樺・ミケ・ブル」
生駒山上遊園地の飛行塔
【土木学会選奨土木遺産について】
公益社団法人土木学会が、土木遺産の顕彰を通じて歴史的土木建造物の保存に資 することを目的として、2000年に認定制度を設立。推薦および一般公募により、年間20件程度を選出している。
1.生駒ケーブルについて
(1)概要
・開業年月日 : 1918年8月29日
・運 転 区 間 : 宝山寺線(鳥居前駅~宝山寺駅) 約0.9km
山上線 (宝山寺駅~生駒山上駅) 約1.1km
・高 低 差 : 466m
・保 有 車 両 : 宝山寺1号線「ブル」「ミケ」
宝山寺2号線「すずらん」「白樺」
山上線 「ドレミ」「スイート」
・最大乗車人員 : 宝山寺 1号線128人、宝山寺2号線125人
山上線 128人
・運 転 速 度 : 時速約11km
開業当時の生駒ケーブル
生駒ケーブルの路線図
(2)歴史
・1918年 8月29日 鳥居前・宝山寺間の運輸営業開始(宝山寺1号線)