ヴォーリズ建築ツッカーハウスのクラウドファンディング開始 ~旧近江サナトリュウムの耐震・改修工事費用調達のため~
認定NPO法人ヴォーリズ遺産を守る市民の会(代表:辻 友子)では、旧近江サナトリュウムのツッカーハウスの耐震工事・消防設備工事などの改修費用を賄うため、この度クラウドファンディングの募集を開始いたしました。(2021年10月20日までの期間)
ツッカーハウス登録有形文化財
■クラウドファンディング開始の背景とツッカーハウスについて
2012年から順次、屋根瓦の葺き替え工事他ですでに4期工事までに1,689万円をかけて工事を進めてきました。
ヴォーリズは1905年に英語教師として来日しましたが、日本では不治の病と恐れられた結核の治療に当たるため、アメリカ人からの多額の寄付金の下、1918年にこのツッカーハウスを建築しました。2014年には文化庁から登録有形文化財に指定されております。
ヴォーリズが設計した建物は学校・教会・病院・ホテル・デパート・個人住宅など多岐にわたりますが現存するものは全国で150件程度と言われ、その中でもヴォーリズが約60年間を過ごした近江八幡では20件ほどが現存し、ツッカーハウスはその中でも代表的な建物です。
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