食物アレルギーっ子の気持ちを伝えるハロウィンの絵本 10月26日開催の「みんなのEXPO2021(アレルギー)」
「気持ち」をメインに置いたものは少なく感じます。当事者である子どもたちの声をもっといろんな人に知ってもらいたい。どうやったら知ってもらえるのか‥‥と考えたとき、物語として伝えるのはどうかと考え、さらにより分かりやすく小さい子でも楽しみながら読めるように表現するため、絵本という形となりました。
発行資金としてクラウドファンディングに挑戦し、目標金額の144%を達成。無事150部発行することができました。
当初はクラウドファンディングでのみの配布という形でしたが、増刷を希望する声が多数あり2021年からWEBページでのみの販売を開始しました。
■なぜハロウィンなのか。なぜ青いカボチャなのか。
主人公 チルチル
青カボチャ
ハロウィンは仮装した子どもたちが家を練り歩きお菓子をもらいます。そのため、卵乳製品小麦などを食べることができない食物アレルギー児はハロウィンを楽しむことができませんでした。
そんな背景から、2014年アメリカの団体、Food Allergy Essentials(FARE)
は「Teal Pumpkin Project」を立ち上げました。ハロウィンの飾りの定番といえばオレンジ色のかぼちゃですが、食物アレルギー児向けに、おもちゃやアレルギー配慮のおかしを配る家は青いカボチャを飾る。