伝統工芸と現代アートが融合した展覧会、嵐絞り藍染作家 早川嘉英の「なに?コレ!」をアートビルKONMASAで10月16日より開催 @名古屋
重要伝統的建造物群保存地区に指定されている名古屋市有松にある、アートビル「KONMASA」にて、嵐絞りの藍染作家、早川嘉英の個展が開催されます。
早川嘉英展「なに?コレ!」
早川嘉英は、絞りの町である有松にて生まれ育った生粋の絞り職人であり、絞り染色の根幹にある魅力の進化と「伝えること・絞ること」をテーマに、絞りの概念を超えた作品を発表し続けています。
1980年代から、従来の絞りの固定概念を覆す絞り技法で様々な作品を制作しており、2000年代には、名鉄線有松駅周辺通路やエレベーター壁面にもその作品は使用され、2006年には、高さ13mを超える有松駅にあるモニュメント「藍流」の制作監修しています。
これらは、絞り生地を砂型へ加工し、コンクリートやガラスの素材にも絞り柄を映し出しています。
また、近年では、絶滅状態にあった有松の奇染「嵐絞り」を、長年の歳月をかけ、その技術を復興・復活させました。
有松駅前モニュメント
今回の展覧会では、有松駅前にあるモニュメントにも使用されている、ガラスやコンクリート作品を始め、一目見ても「なに?コレ!」と言えるような有松絞りを中心に展開していきます。