微細高精度加工で作る透明な超リアル昆虫図鑑を発表 ~細さΦ0.125mmの極細クモの巣がスゴい~
で、「糸径Φ0.125mmのクモの巣」、「胴体長15mm×胴体幅5mm、爪径φ0.25mmのクモ」、「羽根厚0.03mmの蝶」、「壁厚0.009mmのハチの巣」、「先端径0.1mmの円錐上で完璧なバランスを保つトンボ」、「触覚や爪など細部に至るまで完璧に再現したヒラタクワガタ」など、様々な要素別の微細加工×透明&鏡面技術のコラボレーションによる凄さと美しさの技術の共演で昆虫を斬新かつアート調に表現しました。
クモとクモの巣1
クモとクモの巣2
バタフライ1
バタフライ2
トンボ
ヒラタクワガタ1
ヒラタクワガタ2
【取り組みの背景】
モノづくり大国と呼ばれる日本ですが、日本の製造業を取り巻く環境は年々厳しくなっています。ソフト(CADCAM)・工作機械・工具などの進歩により、技術力と品質力は資本力で得ることができる世の中へと変わりました。また、IoT技術やSmart Factoryなどの標準化や自動化、モジュール化された電子部品を組み合わせるだけで電子機器が製造可能になり、台湾・韓国・中国の巨大資本には勝てなくなってしまいました。
この現状に対して日本の製造業が世界の中で生き残る道は新興国が真似のできない微細分野での高精度技術だと言われています。