微細高精度加工で作る透明な超リアル昆虫図鑑を発表 ~細さΦ0.125mmの極細クモの巣がスゴい~
デジタル化と自動化の高度化や高性能化が進むほどコアパーツの高スペック化(小型化・軽量化・高性能化)が必要となります。ここで必要不可欠となるのが微細高精度加工の技術です。
微細高精度加工の技術は、加工機・ソフトウエア・工具・加工環境の4つのパラメーターを細かに設定する必要があり、その無限に近いパラメーターを操るには、正確かつ高度な知識と技能を持ち、論理的な思考を持つ人でなければなりません。人が気にしない細部への拘りや徹底的に掘り下げて検証による経験値など特別な感性を持つ人だけが挑戦できる領域です。ソフトや機械や工具へのスペックに依存し、マニュアル操作でモノづくりをする海外の製造業では挑戦することすらできない領域です。
製品スペックはコアパーツの技術スペックで決まります。そして、この技術スペックの高度化に必要となるのが微細高精度加工です。これからの時代で日本の製造業が成長し発展していくには、技術の根幹となる微細高精度加工の分野でトップランナーとなりイノベーションを起こさねばなりません。
しかし、日本のモノづくり企業が持っている微細技術があまり知られていないのも現状です。
そこで、日本の技術の凄さと底力を多くの方に知って頂き、新たな可能性と希望を見つけていただくために、今回「モノづくりアート~超リアル透明昆虫図鑑」