長野県小諸市 まちなか回遊イベント「こもろ浪漫」 開催
浅間山の麓にある小諸宿は、小諸城を中心とする城下町に宿場の機能が備わったことで大きく発展を遂げました。小諸城は城郭が城下町よりも低い場所に位置する日本唯一と言われる「穴城」で、城を取り囲むように城下町と自然風景を残すための多くの寺社が配置されています。
また、旧北国街道沿いには、江戸、明治、大正、昭和の多くの建築物が混在し、近年では小諸に魅了された移住者や若い方が、既存の建物を活用して飲食店を開業するなど、新たな息吹も感じられます。
雄大な自然に囲まれ、上質な文化を育んできた小諸は、多くの文化人や芸術家の感性も魅了してきました。長野県出身の文豪 島崎藤村は自然や生活の様子を新鮮な感覚でとらえ、優れた作品を残しています。近代の俳人として名高く、生涯20万句を超える俳句を詠んだとされる高濱虚子も、小諸の風土に接し、新たな世界を現出しました。
地元の人ほど、なかなかその土地にある貴重な名所を訪れる機会がないもの。10月の中旬は、小諸城址の美しい紅葉も始まる頃です。
自粛生活の気分転換にぜひお出掛けください。
https://komororoman.com/
■まちなか回遊イベント「こもろ浪漫」