笠森観音、令和初・7年ぶりの本尊御開帳を10/17~11/18に実施 ~疫病退散を願い、参拝を~
笠森観音(千葉県長生郡)は、2021年10月17日(日)~11月18日(木)に7年ぶりとなる本尊御開帳を行います。
本尊の御開帳を行うのは、干支が一周するうち丑年・午年のみ。12年に2度しか訪れない機会で、辛丑(かのと・うし)の2021年はちょうどその年にあたります。秋の行楽も兼ね、是非この期間に参拝にお越しください。
日本でここでしか見られない建築様式「四方懸造」。周囲の緑と併せ、唯一無二の景観美を楽しめる
笠森観音(笠森寺)は、日本の天台宗の開祖として知られる伝教大師最澄ゆかりの寺院。延暦3年(784年)、最澄が楠の霊木で刻んだ十一面観世音菩薩を山の上に安置したことが始まりとされています。坂東三十三観音札所の第三十一番札所としても、古来より広く親しまれていました。
特徴的なのは、国の重要文化財にも指定されている観音堂の建築様式。山上にあるという立地条件から、日本でも唯一とされる「四方懸造」で建立されました。全国的にも非常に珍しい景観が人気を集めており、千葉県を代表する観光スポットになっています。
御開帳時の境内の様子
本尊御開帳が行われるのは、令和になってからは今回が初めて。