くらし情報『地球が危ない!国内の食品廃棄物は年間600万トン以上地域の食品廃棄物を活用、安全な飼料で育ったアンガス牛を地元の名産に』

地球が危ない!国内の食品廃棄物は年間600万トン以上地域の食品廃棄物を活用、安全な飼料で育ったアンガス牛を地元の名産に

年間多額の費用をかけて廃棄していた1,000トン以上のジャガイモの皮をコロッケ製造会社から回収し、アンガス牛の飼料に加えています。また、醤油工場の搾りかす、豆腐工場のおから、地元農家からは規格外の野菜などを回収し、ビール工場からはビールの搾りかすも回収しています。実はこの酵母菌を含む搾りかすを混ぜて発酵させると、牛には消化しやすい良質な飼料になるのです。

畜産の廃棄物である牛糞は、地元の稲作農家で良質な堆肥として利用されます。そして、その農家からは、育てられたコメの廃棄物であるもみ殻を回収し、アンガス牛の寝床として利用しています。このように、この地域では周辺の食品工場から出る廃棄物を有効利用し、極限まで減らす仕組みを作っています。そして飼料も国産100%にする事で、畜産業の廃棄物も「持続可能な有効利用の仕組み」に組込み、安心・安全でおいしい牛肉製品を作り出しています。【地域の食の安全を守る、国産飼料100%で地元の名産品を】
宮北牧場が掛け合っても最初は相手にされない企業もありました。
中には半年間かけて説得することもありましたが、少しずつ他の会社とも地域の食品廃棄物を回収する仕組みを創り上げていきました。

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