【トルコ共和国大使館・文化広報参事官室】 ユネスコ世界無形文化遺産「トルココーヒーの伝統と文化」のご紹介 ~世界中のコーヒーファンに好まれる4種のトルココーヒー~
ムッラというトルココーヒーは、苦みが強いコーヒーです。名前はアラビア語の「苦い」という言葉に由来しています。この苦味は、豆を2度焙煎していることと、伝統的なトルココーヒーほど細かく挽いていないことから来ています。一般的にはカルダモンや他のフレーバーを加えて苦味をおさえてあり、トルコの南東部、特にシャンルウルファでは最も飲まれているコーヒーです。
ムッラコーヒー
■ダムラサクズルコーヒー/アロマコーヒー
トルコでは様々な香りを楽しむことができるアロマコーヒーも人気です。チョコレート、カルダモン、バニラ、ヘーゼルナッツ、キャラメルなどをトルココーヒーに加えることができますが、最も人気があるのはマスティック(ダムラサクズル)です。マスティックそのものを噛むと、最初は苦味がありますが、しばらく噛んでいると松や杉のような爽やかな風味が出てきます。コーヒーを引き立てる効果があることからトルコではよく飲まれています。
ダムラサクズルコーヒー/アロマコーヒー
トルコの食文化の詳細は、公式ウェブサイト(
https://gogastroturkiye.com/)をご覧ください。
■トルコについて
地中海沿岸に位置し、有名なボスポラス海峡が隔てるアジアとヨーロッパを結ぶトルコは、多様な気候と文化交流の中心地であることにより、何世紀にもわたる多様な文明が反映された歴史、自然や美食を有し、一昨年には約5,000万人の観光客をお迎えしました。