工学院大学附属中学校・高等学校の屋内練習場が2021年度グッドデザイン賞を受賞
工学院大学(学長:伊藤 慎一郎、所在地:東京都新宿区/八王子市)の樫原 徹准教授(建築デザイン学科)により設計された工学院大学附属中学校・高等学校屋内練習場が、このたび2021年度 グッドデザイン賞(公共の建築・空間分野、主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。
道路側から撮影した同練習場
練習場内からの景色
グラウンド側から撮影した同練習場
同練習場は、道路とキャンパス内のグラウンドの間にある幅約5m×長さ約61mの細長い空間に建てられました。建物がキャンパスと地域を分断する壁のような存在になることを避けるため、幅45mmの木製フレームを約90cm間隔で並べることで景色を見通せるファサードを実現しました。2020年7月より、同校の授業や部活動に利用されています。
【デザインのポイント】
1. 門型フレームで透明度の高いファサードを構成することで、キャンパス内と地域とのつながりを高めた。
2. 鉄骨造が多いビルディングタイプを木造とすることで、まちに対する木の温かみの表現とCO2削減を試みた。
3. 可動式のネットで仕切ることで運動場という機能に限らず、各種のイベントに使える開かれた建築とした。