芝浦工業大学が脱炭素化施策を考える探究授業をデザイン 中学・高校生が自治体の地球温暖化対策をシミュレーション
芝浦工業大学(東京都港区/学長:山田純)建築学部建築学科 栗島英明教授と工学部土木工学科谷田川ルミ教授は、九里学園高等学校(山形県米沢市/理事長・学園長:九里廣志)において、カーボンニュートラルシミュレーター(以下、CNS)を使用した地域脱炭素に向けた探究授業を実施しました。
CNSは、基礎自治体別に2050年の脱炭素化を実現するための様々な対策についてシミュレーションするシステムです。今年度中に、基礎自治体が地域脱炭素戦略策定にCNSを活用する導入マニュアルを作成するとともに、学校教育における活用を目指した、教育プログラム(指導案・教材・評価方法)とそのマニュアルを作成し公開する予定です。
■ポイント
・九里学園高等学校でCNSを使用した脱炭素化に向けた探究授業を実施
・CNSは千葉大学、東京大学と共同で開発した脱炭素政策を検討するツール
・自治体や中学・高等学校向けのCNS導入マニュアルを作成する計画
九里学園高等学校で実施した探究授業の様子
■授業の詳細
九里学園高等学校で試行した授業には、プログレスコース1~3年生の生徒46人が参加し、気候変動が山形県の置賜地域に与える影響について調べ、学習を進めました。