くらし情報『地球温暖化に影響 異常発生するカリブ海の海藻サルガッサムから「生分解性プラスチック」を作ることに成功 「脱炭素」の実現へ』

地球温暖化に影響 異常発生するカリブ海の海藻サルガッサムから「生分解性プラスチック」を作ることに成功 「脱炭素」の実現へ

環境・エネルギー分野向け最先端材料を研究開発する化学会社であるGSアライアンス株式会社(所在地:兵庫県川西市、代表取締役 森 良平 博士(工学))は、地球温暖化の影響などで大量発生が問題になっているカリブ海の海藻(サルガッサム)を原料に、“生分解性プラスチック”を作ることに成功しました。熱にも強く、耐久性もあるため、フォークやスプーンなどのようなプラスチックの代替品として使えるだけでなく、石油を使わず作られているため、廃棄時後は、分解され土に還ります。
捨てられる海藻を使うことで、脱プラスチックとともに、海洋環境、気候変動問題も同時に解決していく新素材です。

地球温暖化に影響 異常発生するカリブ海の海藻サルガッサムから「生分解性プラスチック」を作ることに成功 「脱炭素」の実現へ

海中を漂うサルガッサム

■廃棄された海藻でできた「生分解性プラスチック」
大量発生が世界的な問題になっている浮遊性のホンダワラ属の海藻、サルガッサム。サルガッサムが繁殖しすぎると、海洋生物によっては移動や呼吸が困難になり窒息するなど、生態系に影響を及ぼすほか、腐ると悪臭(硫化水素ガス)を放つなど、世界的な問題になっています。
そこで、GSアライアンスでは、カリブ海の海藻サルガッサムを一部原料とした、生分解性プラスチックの開発に取り組みました。

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