くらし情報『「熱帯への旅―極彩色の楽園を求めて―上村松篁展」を開催します。』

2022年6月1日 14:00

「熱帯への旅―極彩色の楽園を求めて―上村松篁展」を開催します。

近鉄グループの文化事業である「松伯美術館」では、6月21日(火)から8月28日(日)まで、展覧会「熱帯への旅―極彩色の楽園を求めて―上村松篁展」を開催します。
本展覧会では、上村松篁(1902~2001)のハワイやインドで出会った異国情緒あふれる熱帯花鳥の本画をはじめ、素描、下絵もあわせて展覧し、本画制作に至るまでのその過程をご紹介します。
17歳の頃、インドの熱帯の花鳥を色鮮やかに描いた石崎光瑤の作品に出会い感銘を受けた松篁は、40年余りの歳月を経てインドや東南アジア、ハワイなどを訪問する機会を得ます。長年憧れ続けた熱帯花鳥の取材は、独自の表現を確立し、松篁芸術の重要なテーマとして位置づけられます。
幾層にも重ねられた赤や黄金の強い色彩を感じさせる熱帯花鳥の世界は、松篁の憧れの楽園としての夢をのせ、命輝く深遠な世界に誘います。

【展示作品の一部】
「熱帯への旅―極彩色の楽園を求めて―上村松篁展」を開催します。

上村松篁「鳳凰木」昭和48(1973)年

「熱帯への旅―極彩色の楽園を求めて―上村松篁展」を開催します。

上村松篁「ハイビスカスとカーディナル」 昭和39(1964)年

上村松篁(1902~2001)は京都画壇の先輩である石崎光瑤の熱帯花鳥の世界と出逢い強い憧れを抱き、約40年後の昭和34年にインド、東南アジアへ、昭和38年にはハワイへ、その後も精力的に熱帯地方へ取材旅行をしています。

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