2022年6月8日 10:00
廃プラスチックを100%再資源化に成功 リサイクルパレット製造へ、原料の提供を開始
「再生」をテーマに総合リサイクル事業を行う新英金属株式会社(本社:愛知県安城市、代表取締役社長:金子 豊久)は、ゼロエミッション推進と産業廃棄物排出量削減の為、加工時に発生した廃プラスチックを再生資源として活用し、再生材を利用したリサイクルパレット事業を開始しました。これにより自社での資源の循環と廃棄物排出量の削減を実現致します。
パレットに再生材使用の記載
再生材を利用したリサイクルパレット
■背景
かねてより当社は産業廃棄物排出量削減を目標として掲げており、被覆電線加工時に排出される廃プラスチックに焦点を当てました。年間15t産業廃棄物として排出していた廃プラスチック(PE)を、新たな製品として社内還元するべく検討を重ねてきました。
この度サウスジャパン株式会社様より開発合意を頂き、度重なる実証を経て今回のリサイクルパレット制作実現となりました。2022年5月に初回製造分の納品が完了致しました。今後2か月に1度のペースで各2tの原料提供を予定しており、納品量が過去の年間廃棄処分量を上回る予測を立てています。これにより、自社での資源の循環と、廃棄処分費の削減、また新たな資源の獲得が可能になりました。