プラスチックの資源循環 リサイクル率100%の秘訣 ~様々な事業を紹介する「積水ハウス ストーリー」の最新情報を公開~
一体どのような作業が資源循環センターで行われているのでしょうか。
徹底的に無駄を見直して廃棄物の量を削減
■最初にきちんと分別することが大切
「施工現場では、梱包材、木材の切れ端、給排水配管、樹脂のシートなど様々な廃棄物が出ます。これらをまず、積水ハウスの新築施工現場で職方さんたちが頑張って27品目に分別してくれます。この作業がすごく大変なのですが、こうした現場での協力が不可欠なんです。その後、資源循環センターに運び込まれ、中身を検品しながら更に分別を行います。実は当初は回収されてきた袋の中に、違う種類の廃棄物が混ざっていたり、誤ってビスなどが入っていたこともあったのですが、職方さんたちにこのセンターを見学してもらい、センターでの分別の仕事の大変さを見てもらってからは、そんなことはほとんどなくなりましたね。今では職方さんたちも分別の大切さを分かってくれ、ともにゼロエミッションに取り組んでいます。」
当時の苦労とともに田中が振り返ります。
回収時には、施工現場ごとに全ての袋にQRコードラベルを付けて管理することで、回収もれや不法投棄を防ぎ、さらに廃棄物の内容や量を把握しています。
どれくらいの建材が余ったかも確認することが可能となり、廃棄物の削減に大きく役立っています。