【トルコ共和国大使館・文化広報参事官室】伝統的なローカルフード ~トルコの「スローフード」 トルコ観光の魅力の一つとして、今秋よりさらにアピール
その地域では、全て地元の食材を使用し、消費することを奨励しているため、世界で最も代表的な「スローフード」を推進する地域として挙げられています。また同時に、速いペースの消費文化によって徐々に失われつつある伝統的な文化や遺産も守っています。
数千年にわたる様々な文化文明の基盤の上に築かれたトルコには、深く根付いた伝統的な食文化があります。現代社会の食環境は急速に変化していますが、トルコのほとんどの家庭では、様々な料理を手作りしています。特定の地方の限られた地域だけでも500種類を超える料理を味わうことができるのも、トルコを訪れる人々にとっての驚きのひとつです。
このように、何世代にもわたり作り続けられてきたレシピは、世代を超えて受け継がれる文化遺産でもあります。
■トルコのスローフード、イズミルからカルスへ
トルコでは、「スローフード」運動が広く受け入れられており、イズミル、ボドルム、アイヴァルク(アイワルク)、アイドゥン、アダパザル、サムスン、アンカラ、ガーズィアンテップ、カルス、ウードゥルなど、国の重要な美食都市や地域は、「スローフードムーブメント」の対象地域となっています。トルコの食文化は、最も身近な食材を使い、地元の人々の嗜好に沿った伝統的な食生活で、郷土料理が好まれる地域では、常に地元の味が主役となっています。