くらし情報『ヨーロッパで伝統的にコナダニをチーズの熟成に用いる、3つの遠く離れたチーズ工房において、「蔵付き酵母」ならぬ「蔵付きダニ」は同種のチーズコナダニであることを発見』

2022年8月12日 12:00

ヨーロッパで伝統的にコナダニをチーズの熟成に用いる、3つの遠く離れたチーズ工房において、「蔵付き酵母」ならぬ「蔵付きダニ」は同種のチーズコナダニであることを発見

しかし、ミルベンケーゼとアーティズーはダニの付いている外側も一緒に食べるので、独特の風味も感じられる(ミモレットは外側を食べない)。

ヨーロッパでは何世紀にもわたって伝統的製法として熟成にダニを用いるチーズがある。このダニはコナダニ類で、小さいものの代表として18世紀半ばから、パスカルの『パンセ』や、イソップ寓話などを集めたラ=フォンテーヌの『寓話』などフランス文学にもたびたび登場している。

法政大学自然科学センター・国際文化学部 島野 智之教授、京都先端科学大学バイオ環境学部 清水 伸泰教授、昭和大学富士山麓自然・生物研究所 蛭田 眞平准教授などの研究グループは、ドイツのライプチヒの郊外のヴュルヒヴィッツのミルベンケーゼ(Milbenkase、Milben=ダニ、Kase=チーズ、ダニ・チーズの意)、フランドル地方ベルギーとの国境のフランスのミモレット(Mimolette)、フランス中央高地のオーベルニュ地方のアーティズー(Artisou)の3つのチーズ工房の熟成庫、及びパリや日本のチーズ専門店で買った履歴のしっかりしたそれぞれミモレットと、オーベルニュ地方のライオル(Laguiole)

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