くらし情報『【トルコ共和国大使館・文化広報参事官室】トルコで鑑賞できる世界最大級のモザイク画 ~ローマ時代のモザイクアートコレクション~』

【トルコ共和国大使館・文化広報参事官室】トルコで鑑賞できる世界最大級のモザイク画 ~ローマ時代のモザイクアートコレクション~

「クティシス」「アキレウスの生涯」などのモザイク画が展示されています。オルフェウスのモザイクはシャンルウルファから海外に持ち出されたものですが、本国へ返却され、現在、同博物館で見ることができます。エデッサ(現在のウルファ)のモザイクの中で最も古い(西暦194年)ことに加え、このオルフェウスは、作者名であるBar Sagedがモザイクに描かれていることも重要な点となっています。

所蔵モザイク画の一つ「クティシス」には、アマゾネスの創設者であり守護神であるクティシスの胸像が描かれています。「アキレウスの生涯」には、幼い頃にステュクス河に沈められた半神の様子や、賢者ケイロンに鍛えられた姿、トロイ戦争に参加するアキレスを悲しげに見守るテティスの姿などが描かれています。■グレートパレスモザイク博物館(イスタンブル)
イスタンブルのグレートパレスモザイク博物館に展示されているモザイク画は、かつての東ローマ大宮殿の北東部に位置する回廊のあった場所で1935年に行われた発掘調査で出土したものです。モザイク画は紀元450年から550年にかけて制作されたもので、日常の生活や自然、神話などの情景など150もの人物や動物像、90のテーマが描かれています。

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