くらし情報『産業廃棄物最多の下水処理残汚泥からバイオガスを生産する技術をイノベーション・ジャパン2022で公開』

2022年10月18日 10:30

産業廃棄物最多の下水処理残汚泥からバイオガスを生産する技術をイノベーション・ジャパン2022で公開

工学院大学(学長:伊藤 慎一郎、所在地:東京都新宿区/八王子市)の藤井 克彦 教授(生命化学科)は、下水処理で残る汚泥からバイオガス(メタンあるいは水素)を生産する複合微生物について研究を進めており、2022年10月4日から31日までオンライン開催される「イノベーション・ジャパン2022~大学見本市&ビジネスマッチング~Online」(主催:国立研究開発法人科学技術振興機構、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)にて公開します。

産業廃棄物最多の下水処理残汚泥からバイオガスを生産する技術をイノベーション・ジャパン2022で公開

藤井 克彦 教授による、複合微生物で消化汚泥からバイオガスを生産する技術における分析結果

下水処理で発生する余剰汚泥は、嫌気消化(いわゆるメタン発酵)により30%程度減容できますが、その後に難生分解残渣(消化汚泥)が発生します。消化汚泥を含む下水汚泥は我が国で最も多く排出される産業廃棄物です。藤井教授の研究室では消化汚泥から常温でバイオガス(メタンあるいは水素)を生産する複合微生物を得ることができました。これにより、消化汚泥から追加的にバイオガスを生産できます。同微生物は、セルラーゼ、キチナーゼ、プロテアーゼ等の加水分解酵素によって消化汚泥を可溶化し、バイオガスを生産していることがわかっています。

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