現代アーティスト・山田晋也が京都・有斐斎弘道館にて14mの平面作品とインスタレーションを発表 11月17日~23日「うちにあるもの -Representation-」
絹本の上に内面を投影した抽象世界を描き、2020年『胎内衆会 ぼくらは何処にかえるのだろう』、2022年『うちにあるもの -Representation-』で、祈りの空間を包容するインスタレーションを建仁寺山内の両足院にて展開してきたアーティスト・山田晋也が、江戸時代の学問所跡「有斐斎弘道館」の数寄屋建築の庭と室内を会場に、大型の平面作品とインスタレーション「うちにあるもの -Representation-」を、2022年11月17日(木)~23日(水・祝)に展示します。
今回、4度目のコラボレーションとなるのは、新古のものを再構築して「今ここ」を超える境地へと観る者を誘うAntiques & Art MASA。二者の世界が共鳴し、伝統的な空間に「彼岸/此岸」(むこうとこちら)をまたぐ異世界をつくりあげます。
山田晋也「Womb into the doorway」_1
山田晋也「Womb into the doorway」_2
<絹と水で描く>
現在、日本画の多くが紙本で描かれているが、山田は絹を素地とする古典的な日本画の技法「絹本」で描く。用いているのは帯の下絵制作に用いられる、向こうが透けて見えるほど薄い特殊な絹布だ。