2022年12月26日 13:00
民放 テレビ東京で放送された児童養護施設を題材としたショートアニメがYouTubeで配信スタート
一般財団法人 日本児童養護施設財団が、児童養護施設を出る子どもたちの現状を、1人でも多くの人に知ってほしいという想いから制作したアニメ・えみちゃんともっち~『雨があがったら』が日本児童養護施設財団公式YouTubeチャンネルで流すことが決定しました。
このアニメはテレビ東京でも放送されました。
アニメ紹介画像
今回のアニメ制作に至った経緯は、元施設出身の漫画家 鈴峰 あおい氏が描く児童養護施設を題材とした脚本がきっかけとなりました。
交通事故で両親を亡くし、施設生活することになってしまった中学生の女の子。亡くなった両親のためにヴァイオリニストを夢みていたが、金銭的な理由により夢を諦める決意をします。そこに現れたのが宇宙からやってきた『もっち~』です。女の子がもっち~と出会ったことにより彼女の未来が変わる物語です。
実際の施設でも、このような入所理由をもつ子どもたちがいます。
現場職員の切実な願いは『彼女の夢を叶えさせてあげたい』と思うのですが、実際はそう上手くはいきません。脚本にはそんな職員の想いを、もっち~というキャラクターに写し、支える大人が近くに居れば『夢を諦めなくていいんだよ』というメッセージを強く訴えかけています。