2023年2月13日 10:30
Galleryはらいそオリジナルフレーム『mado.』制作発表のお知らせ
作ることをあきらめる作家も後を絶たず、作り手の労働環境は決して優しいものではありません。
時代の変化に伴い和服業界が先細りをしている現代でも、生産が追いつかない沖縄の染め織りは過酷な現場の状況も相まって担い手の育成も遅れをとっており、多面的な課題に直面しています。「瀕死の状態」と言っても過言ではありません。
そのような中で「呉服」以外の商品開発の試みをするなど新しい分野の開拓を行っていますが、ノウハウや金銭的余裕も少ないため、作ってみても流通に乗せることすらできないといった場合も少なくありません。
できるだけ織り手の負荷がかからず、消費者が望む上質な沖縄の染め織りを楽しむことができるものとは。それは沖縄の染織りを「アート」と見出すことだと考えました。【実績のあるキュレーターが選ぶ本物の沖縄の染め織り】
『mado.』で使用する沖縄の染め織りは、5年連続で大手百貨店(銀座三越、日本橋三越、新宿伊勢丹、丸善)などで沖縄の染め織りを販売し、売上を4倍以上に拡大したキュレーターが選びます。
『mado.』は、人間国宝平良敏子氏が織られた生地に琉球紅型を戦後復活させた城間栄順氏が染めた作品や、国展や日本民藝展などの公募展で入賞経験のある紅型工房べにきちによる作品など、実績のある確かな作品ばかりです。