2023年4月25日 09:30
小中高校生が対象の「鎌倉みんなのけんちく学校」が3期目の参加者を募集開始、職人の技を「手」と「五感」でフル体験
それはいわば、自然を相手にしたチャレンジの連続でもありました。
今ある資源を最大限に生かし、目の前の課題に対してできることは何か。
『鎌倉みんなのけんちく学校』で学ぶ職人さんの技と知恵は、これからの社会を生きる子どもたちに、自ら解決策を考えていくことの大切さも示してくれます。
5. 連続講座を通してもたらされる自分自身の発見
『鎌倉みんなのけんちく学校』は連続講座となっており、1回ごとの参加はできません。森で木を育てるところから、家を建てるまでにはさまざまな職人さんが関わっています。誰一人、抜けても成立しません。それぞれが役割を担うことで素晴らしい建築が出来上がるのです。そして、職人さんは自分の得意なこと、好きなことを生かして仕事をしています。
家を建てるまでのさまざまなプロセスを経験することは、子どもたち自身が、「自分は何が好きなのか」「何に興味があるのか」に気づくきっかけにもなるのです。だからこその連続講座です。
そうして、一人一人の多様な“好き”があるからこそ、協力して豊かな社会が成り立っていることに気づいてほしい。それも私たち、『鎌倉みんなのけんちく学校』の願いです。
■一般社団法人木和堂 代表理事・鈴木直子より
今、子どもたちに、かっこいい大人の背中や職人技を見せていくことが重要だと思っています。