2023年6月8日 12:45
アルファ・ラバル、膜分離技術でEUの改正“都市廃水処理指令”への対応を実現 新しい法令に対応するソリューションを提供開始
と述べ、次のように続けました。「私たちのソリューションはエネルギー効率にも優れ、この分野がエネルギーニュートラルを達成するためのEUの目標に貢献します。」
2027年に稼働開始予定のサープスボリ工場は、エネルギーニュートラルな最新鋭の施設です。オスロ・フィヨルド周辺の住民にきれいな水を提供するため、市街地排水を浄化し、フィヨルドに到達する前に有害な微量汚染物質を除去します。
アルファ・ラバルは、汚泥処理、脱水、洗浄、水の再利用など、プロセスのさまざまなステップに対応する廃水処理用の幅広い製品ポートフォリオを有しています。その高度な膜は、マイクロプラスチックを含む0.1マイクロメートルの粒子までろ過することができます。
■EUの“都市廃水処理指令”について
1991年にEUの都市排水処理指令が採択されて以来、ヨーロッパの河川、湖沼、海の水質は劇的に改善されましたが、この指令では、雨水の越流による汚染や医薬品や化粧品の残留物など、自然に悪影響を及ぼす微量汚染物質には対応していませんでした。そこで、EUは2022年10月に同指令を最新の基準に適合させるための改訂を始めました。採択後には順次発効される予定です。