くらし情報『タラ号太平洋プロジェクト サンゴ礁のマイクロバイオームの圧倒的な多様性が明らかに』

タラ号太平洋プロジェクト サンゴ礁のマイクロバイオームの圧倒的な多様性が明らかに

彼らは、サンプルには約28.7億の遺伝子配列が含まれていると報告しました。これは、「Earth Microbiome Project(地球マイクロバイオームプロジェクト:グローバルな微生物叢多様性マッピングプロジェクト)」が先に報告した22億のサンプルよりも約25%多い結果で、プランクトンが全体的に、最も多様なマイクロバイオームであることを示しています。イタアナサンゴモドキは、サンゴの中で最も多様なマイクロバイオームを持っており、魚類に関しては、ツノダシのマイクロバイオームはシマハギよりも高い多様性を示しました。さらに、西太平洋には東太平洋よりも多様なサンゴ種が生息するにも関わらず、西太平洋のサンゴのマイクロバイオームの多様性は予想に反し、高い多様性が見られないと報告しました。
また、海水温とマイクロバイオームの多様性に、有意な関連性は見られませんでした。

同じくNature Communications誌に掲載されたAlice Rouan、Eric Gilsonらによる論文は、2種類の造礁サンゴにおいて、水温の変化とテロメアDNAの長さ(健康と老化の環境感応型マーカー)の関係を調べたものです。

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