2023年6月20日 13:00
<BSI ネットゼロ・バロメーターレポート 2023> 英国の中小企業経営者の82%がネットゼロ達成の重要性を認識する一方で、コスト圧力や達成に向けた道筋の不明確さから取り組みが停滞する恐れも
しかし実際には、ネットゼロ達成に向けた道筋について「非常に自信がある」と答えたのは中小企業幹部の3分の1に留まり(*2)、より明確な指針を提示する必要性が示されました。当調査では中小企業幹部ができる取り組みとして以下を提言しています。
・脱炭素化を商機と捉える企業文化への転換を図り、ネットゼロ・ガイドラインおよびその他の規格に基づいた取り組みの成果の測定と行動を重視する戦略を掲げましょう。
・取り組みの明確なロードマップを提示しましょう。現在、ネットゼロ達成に向けた取り組みの進捗度を何らかの標準化された手法で測定しているのは中小企業の20%に過ぎません。しかし短期的到達目標を掲げて共有することは消費者の信頼を獲得するうえで意義があると考えられます。
・他の企業や団体と連携してサステナブルなサプライチェーンを形成しましょう。中小企業幹部の3分の1は、サプライチェーンのサステナビリティの欠如が取り組みの大きな障壁になっていると回答しています。
・ネットゼロがより多くの契約を獲得するうえでの重要な要件となっているため、信頼されるサプライチェーンパートナーになりましょう。
多くの中小企業はすでにゴミ排出量の削減(44%)