2023年6月22日 08:00
ONIBUS COFFEEのコンポストプロジェクトがルワンダのコーヒー農園で2023年6月より開始
「米糠」「落ち葉」を原料とした基材を用いてコーヒーカスなどのコンポスティングと、できたコンポストの有効利用を行なっています。
今回のルワンダにおけるパルプコンポストプロジェクトは、ルワンダ北部にあるDukundekawa農協の協力で取り組んでいます。所属している現地のスタッフに、必要な材料や基材の作り方を指導し、コンポストの状態確認や攪拌などの作業も、基本的に現地にお願いしました。まずは、コンポストの基材となる材料とコーヒー豆の精製時に排出されるパルプを調達してもらいました。ONIBUS COFFEEのコンポスト同様に、基材を作成し、そこにパルプを混ぜ込み数週間~数ヶ月間かけて有機物の力で完全に分解させ堆肥化させるものです。その後、農地でコーヒーツリーへ施肥し、実証実験をしてもらいました。
試作したパルプコンポストを施肥したコーヒーツリー
■パルプコンポストで期待できる効果と結果
コーヒーのパルプは、有機肥料として、そのままコーヒーやバナナ農園に撒かれることもありますが、分解が十分でないパルプは臭気もあり、土壌が酸性に傾きやすくなります。
一方、基材を使用したパルプコンポストは、微生物の働きでパルプが完全に分解された状態になっています。