2023年8月2日 10:00
ヤンマーとNTT Com、水稲栽培でのメタンガス削減とJ―クレジット創出における新たな取り組みを開始
また国内のメタンガス排出量の約45%は稲作に分類されており、その抑制によるインパクトは非常に大きいとされています。
加えて、農業においては生産者の減少、生産・消費の変化などの課題にも直面しており、持続的な食料システムの構築が急務となっています(※3)。
このような課題に対し、ヤンマーマルシェとNTT Comは水稲栽培の中干し期間を延長することにより、メタンガスの排出量削減や創出されたJ―クレジットの流通を通じた新たな農業モデルを構築します。NTT Com が提供するIoTセンサーやアプリを使用してJ―クレジット申請における生産者の管理負担を軽減するとともに、営農支援と収穫したお米のブランディング支援をヤンマーマルシェが行うことで、生産者のビジネス拡大に貢献します。
2. 本取り組みの概要
「水稲栽培における中干し期間延長」の方法論では、中干し期間をその水田における直近2年以上の実施日数の平均より7日以上延長することで、延長をしなかった場合に想定される温室効果ガス排出量をJ―クレジットとして申請することができます。今回、中干し期間延長のエビデンスをとるため、水位などのデータをNTT ComのIoTセンサーで取得し、管理します。