くらし情報『建設中の安藤ハザマ東北支店ビルで低炭素コンクリートを適用し材料由来のCO2を176トン削減』

2023年9月1日 11:15

建設中の安藤ハザマ東北支店ビルで低炭素コンクリートを適用し材料由来のCO2を176トン削減

2. 適用した低炭素コンクリート技術
本工事では以下の2箇所について、それぞれの適用部材に求められる性能・強度などの要求性能を考慮した低炭素コンクリートを採用することで、多くのCO2排出量削減を達成しました。

(1)地下マットスラブ 「CfFA(R)+BBコンクリート」(図2参照)
CfFA(R)(注4)20%と高炉セメントB種80%を組み合わせたコンクリートで、CO2排出量を40%以上削減できます。本工事では約1,270m3/立方メートルを打設し、約150トンのCO2を削減しました。
仙台地域では、セメントの代替材料として利用されることが多い高炉スラグ微粉末が入手しづらいという地域性がありました。そこで、全国的に流通している高炉セメントB種と石巻市に製造拠点があるCfFA(R)を有効利用し、これらを組み合せた場合の物性を確認することにより今回の適用に至っています。

建設中の安藤ハザマ東北支店ビルで低炭素コンクリートを適用し材料由来のCO2を176トン削減

図2:地下マットスラブの打設
(2)CFT柱充填コンクリート 「BBFA(R)高強度コンクリート」
高炉セメントB種80%とフライアッシュ20%を組み合わせたコンクリートで、単位セメント量の多い高強度領域に適用することで、40%以上のCO2排出量削減と建築上部躯体にも適用できる耐久性を確保しています。

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