くらし情報『明治学院大学国際学部 合場敬子教授が論文「化粧による女子高生の身体構築」を発表』

明治学院大学国際学部 合場敬子教授が論文「化粧による女子高生の身体構築」を発表

が指摘した「想像された自己」に向かって化粧実践を行い続けることを素晴らしいと感じ、そのことに力づけられ、楽しさを感じるからという理由に包含されることが明らかになりました。
想像された自己とは、Widdows (2018)が提起した概念で、特定の身体と同一化し、その身体は我々が現実に得ている身体に同一化しているだけでなく、美容実践(特定の社会で理想とされている身体を作り上げるための美容行為のこと)に参加することによってのみ将来得られる、あるいは得られるかもしれない、または現在得られた身体であるとされます。たとえ我々が想像された自己を決して得られないと知っていても、また美容実践を続けることで様々な代償(多くの努力や時間の投入など)を払わなければならなくても、想像された自己に向かって美容実践を行い続けることが、我々にとって素晴らしいこと、楽しいこと、力づけられることとして感じられるとWiddows (2018)は主張しています。3)学校で色つきリップ(色がついたリップクリーム)を塗ることで「血色のよい顔にする」ことは、一部の女子高生にとって、身だしなみに近いものとして実践されていました。

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