くらし情報『【東京工芸大学】平和運動家・阿波根昌鴻氏の未公開ネガを高精細デジタル化 -2月23日、丸木美術館企画展でデジタルプリントが初公開-』

2024年1月23日 09:30

【東京工芸大学】平和運動家・阿波根昌鴻氏の未公開ネガを高精細デジタル化 -2月23日、丸木美術館企画展でデジタルプリントが初公開-

東京工芸大学芸術学部(東京都中野区、以下 本学部)は、教育研究のさらなる高度化と活性化を目指す重点的教育研究事業の一環として、平和運動家であり写真家の阿波根昌鴻氏のネガの高精細デジタル化を行いました。3,000枚以上のネガから選ばれた未公開を含む約350点のデジタルプリントが、原爆の図 丸木美術館(埼玉県東松山市)で2月23日(金)から発表されます。

【東京工芸大学】平和運動家・阿波根昌鴻氏の未公開ネガを高精細デジタル化 -2月23日、丸木美術館企画展でデジタルプリントが初公開-

「阿波根昌鴻 写真と抵抗、そして島の人々」チラシ表面

未公開ネガの高精細デジタル化は、沖縄戦後米軍に占領された伊江島で非暴力の土地闘争を行った阿波根昌鴻氏の歴史的・文化的に重要な記録を新たな形で保存し広く公開することを目的に行われました。この活動を行ったのは、写真史・キュレーションを専門とする本学部写真学科の小原真史准教授です。
小原准教授は、島の大部分を占領されていた伊江島で1950年代半ばから再開した米軍による強制的な土地接収という困難な状況において、農民たちは証拠物品(薬莢、爆弾、看板など)の収集を通じてどのように抵抗していたのか、そして土地闘争の過程でどのような写真が撮られていたのかを調査しました。3,000カット以上あるネガは、プリント化もほとんどされていない状態でしたが、阿波根昌鴻資料調査会との調査によって土地闘争の写真だけでなく、島の人々の記念写真や日常のスナップ写真が大量に含まれていることがわかりました。

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