くらし情報『赤本の表紙が変わる!? 創刊70周年でデザインにこめた想い』

2024年4月10日 15:30

赤本の表紙が変わる!? 創刊70周年でデザインにこめた想い

このたび新デザインを手がけてくださったのは、明後日デザイン制作所(神戸市中央区)の近藤さん・井澤さん。モダンで読みやすいエディトリアルデザインを得意とされることからオファーをし、デザインリニューアルがはじまりました。はじめに今回のデザイン変更意図をお伝えし、「赤本らしさとは何か」「今のデザインのどこを変えたいか」といった話し合いを重ねました。赤本らしさは、「赤地に黒いゴチック体の大学名」「中央寄せの配置」「上部の帯状の差し色」「四角と幾何学模様」といった要素だと分析。これらのルールを残しながら、「強調を弱め、文字を読みやすく」「中性的なデザインに」「空白を設けて風通しをよくする」といった方針を立てました。

■高校生の声を取り入れたデザイン
スタートから約半年、様々な案を経て、ようやく2案に絞りました。デザインを決めるときに一番悩むのが、本当に読者に受け入れられるのか、という点です。そこで、花園中学・高等学校(京都市右京区)の高校1・2年生にご協力いただくことに。
実際のデザイン案をもとに忌憚のない意見を聞かせてもらう場を設けることになりました。集まってくれたのは図書部の皆さんです。実際に沢山の赤本が配架されている図書室で、新装丁の2案を見比べると、色味や印象などの感想がどんどん出てきます。

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