丹後ちりめんの精練加工場「TANGO OPEN CENTER」が6/24より営業開始 直営ショップや工場見学、ワークショップも開催
丹後でちりめんと呼ばれる凹凸のある正絹白生地織物が製造されるようになって300年余り、現在でも日本で生産される和装用後染織物の約7割を生産する絹織物産地です。
現在では、ちりめんの技術から発展した帯地・ネクタイ地などの先染織物(糸の段階で染色してから織り上げる織物)をはじめ、化合繊や洋装用、インテリア用、産業用と数多くの品目の織物を製織しており、ちりめんを中心とした織物産地となっています。
【丹後織物の現状】
昭和48年をピークに年々生産数量は減少しています。生活環境の変化や、織り手の高齢化のみならず、織機、機料品と呼ばれる道具類の生産等の減少により、白生地織物はピーク時の1.6%程度の生産量となっています。精練加工の現場においても、生産に必要な設備・機器の老朽化などもあり加工点数の減少も著しくなっています。
【新たな事業構築の必要性とTANGO OPEN】
新たな事業、産業観光事業への進出は、日本の和装文化を支える加工事業を今後も継続させていく決意から始まっています。
【TANGO OPENとは】
ちりめんから始まった技術の進歩により、世界でも類のない唯一の織物技術は世界でも評価があがってきています。