「黒字倒産」しないために、経営者にこそ試算表の重要性を感じてほしい 『自社の経営状態がタイムリーにつかめる 試算表の教科書』7月1日刊行
税理士法人ライカブリッジの小磯勤哉(こいそ・きんや)は、『自社の経営状態がタイムリーにつかめる 試算表の教科書』(セルバ出版)を2024年7月1日に刊行しました。
本書は、ひとりでも多くの経営者が、「毎月の会社の健康診断書」である「試算表」のしくみと見方を理解し、経営改善に活用できるようにと、実際の試算表を参考に具体例を挙げてわかりやすく解説しています。
『自社の経営状態がタイムリーに つかめる 試算表の教科書』
帝国データバンクの調べによると、2023年の倒産件数は8,497件(前年6,376件、33.3%増)と、前年から2000件以上上回っています。この数字は、2年連続で前年を上回り、2015年(8,517件)に迫る件数です。
会社経営は毎月コロコロと状況が変わります。昨今では、コロナ融資を受けたものの、返済期限に返せない状況に陥っている企業が少なくありません。利益が出ているにもかかわらず、返済するための現預金が足りない、いわゆる「黒字倒産」も少なくありません。
コロナのような緊急事態で経営基盤が急速に悪化しかねない昨今、磐石な経営を行うために不可欠なのが、月次決算であり、その結果を反映した試算表なのです。