能を代表する人気曲で、音楽の教科書にも取り上げられています。
「素袍落」(すおうおとし)
主人の伯父を伊勢参りに誘いに行った太郎冠者は、酒を振舞われ、餞別に素袍(礼装の衣)をもらいます。上機嫌で帰っているところを主人に見つけられ…。太郎冠者の酔っぱらった姿が見どころの明るくにぎやかな名作です。
「紅葉狩 鬼揃」(もみじがり おにぞろえ)
信州・戸隠山を舞台とした鬼女退治の物語。前半の平維茂将軍一行を狙う美女(実は鬼女)の優雅な舞と、一転、後半の本性を現した鬼との激しい戦いは見ごたえ充分です。更に今回は「鬼揃」の特殊演出にて、より華やかな舞台となります。
「紅葉狩」(C)公益社団法人能楽協会
「素袍落」(C)公益社団法人能楽協会
■弘前城御能 題字
本公演のポスターやチラシ等の告知物の題字(揮毫)は弘前市民、弘前市内に通勤・通学している方、市内の書道教室に通う方を対象に広く公募し、応募総数120点の中から最優秀賞に選ばれた作品です。
最優秀賞受賞者氏名 千葉 拳己さん(青森県立弘前高等学校3年生)
「弘前城御能 題字」
■実証実験
舞台芸術に触れることと健康の関連性を追求するため、国立大学法人弘前大学の協力のもと、参加希望者に対し公演の観覧前後に唾液の採取および問診・アンケート等を実施し、どのような効果が得られるか実験を行います。