AI音環境分析技術Bamiel(バミエル)で、日比谷公園の“にぎわい”と鳥の鳴き声を可視化
当社の音環境分析技術は、来園者の様々な楽しみ方をサポートし、誰もが心地よく過ごせる公園づくりに貢献します。この取り組みを通じて、同園があらゆる人にとって魅力的な都市のオアシスになることを目指しています。さらに、この実験で得られた知見を他の公共空間にも活かし、より多くの人が快適に過ごせる環境づくりに役立てたいと考えています。
■都市の生態データの計測・蓄積
広大な自然のない都市部においては、小規模でも緑地・池・公園などの生物が生息できる地域が存在すれば、それらを生物が往来するネットワークが構成されます。これはエコロジカル・ネットワークと呼ばれ、生物多様性を育んでいます。こうしたネットワークを通じて多様な生物が公園に訪れることで、人々に憩いとやすらぎをもたらすことも期待されます。
本取り組みでは公園における人々のにぎわいの可視化に加えて、鳥を中心とした生物の声の可視化にもアプローチします。生物の声の可視化を通して日比谷公園における生態系に関するデータを計測することで、都市の生態系に関するデータの蓄積が可能になると考えております。
さらに、本取り組みで都市における生態系データの計測・分析ノウハウを確立し、将来的に他の公園や緑地に広げていけば、都市全体の生物の生息域のデータも蓄積していくことが可能です。